幅広いBTOと手厚いビジネスサポートで顧客の要件に迅速対応できるエプソンのPC

豊富なBTOの選択肢と製品サポートの域を超えた
ビジネスパートナーとしてのサポート力
日本ノーベルのビジネス
モノづくりの未来を情報技術で切り拓く
日本ノーベル株式会社は1980年の創業以来、FAシステム、計測制御など産業分野のソフトウェア開発やシステムインテグレーションの実績を積み重ねてきた。
さらに、そのノウハウを活かし、インターネットやWebテクノロジーを核とする企業改革や環境
ビジネスを実現する様々なソリューションにも対応。同社が提供するテスト自動化システムとトレーディングカード査定システムの標準機としてエプソンのPCが採用されている。
開発・導入の背景
顧客ごとに異なるシステム要件により迅速に応えたい
日本ノーベルが提供しているテスト自動化システムは、顧客ごとにシステム要件が変わってくる。テストされるデバイスの種類や機能が異なるからだ。それがPCの調達を見直すキッカケともなっている。2007年導入当時の状況について技術統括部 プロダクトイノベーションユニット チームリーダ 澤田 悠介氏は次のように語る。
「それまで導入していた製品も機能的に大きな問題があるわけではありませんでした。とはいえ、私たちが提供しているテスト自動化システムはお客様ごとに要件が異なります。ベースのスペックは決まっているのですが、テストするデバイスの種類やテストしたい機能によって必要なものが変わってくるからです。製品の提供にあたっては私たちが選定した仕様をお客様に提案して承認された後に納品となるのですが、お客様からは承認後すぐに欲しいというご要望をいただきます。そのリードタイムを少しでも短縮したいと考え、PCの調達を見直すことにしたのです」。
エプソンのビジネスパソコン導入を選んだ理由
豊富なBTOとパフォーマンスに加えスピード調達を実現
エプソンのPCを選んだ理由について技術統括部 プロダクトイノベーションユニット チーフエンジニア 恩塚 誠氏は次のように証言する。
「導入においての前提条件は、私たちが望む機能を満たしていることでした。エプソンのPCは高性能なCore iシリーズのCPUが選べることはもちろん、インタフェースが豊富で幅広い拡張ボードが使用できました。特に当時はPCIからPCI Expressに規格が移行する段階でしたので、メーカーによってはPCIをなくしているところもありました。
エプソンは両方の規格に対応していましたので、当時の産業ロボットでは主力だったボードを安心して活用できました。その上で決め手となったのは納期が速いことでした。以前使用していたメーカーではデスクトップPCで数週間かかっていたのですが、エプソンのPCなら3日程度に短縮することができたのです」。

技術統括部
プロダクトイノベーションユニット
チームリーダ 澤田 悠介 氏

技術統括部
プロダクトイノベーションユニット
チーフエンジニア 恩塚 誠 氏
エプソンのビジネスパソコンを導入したメリット
長時間稼働のための厳しいテストにビクともしない品質
エプソンのPCを導入したメリットについて澤田氏は次のように語る。
「エプソンのPCの導入効果は期待通りでした。私たちのシステムは24時間365日稼働が前提となるので、導入前には2週間のロングランテストを行うのですが、そこでもまったく問題ありませんでした。
エプソンは事前にこちらの要件にあわせたPCを貸し出してくれますので、検証作業もスムーズに行えます。品質も優れていて故障が少なく、お客様からPCに関連するクレームが来たこともありません。
実際、テスト自動化ツールに加えてトレーディングカード査定システムにもエプソンのノートPCを採用しているのですが、数百台導入したうち、トラブルがあったものは数台だけです。しかもエプソンの場合、万が一の際でも代替え機の手配や修理が速いので、大きな問題になることはありません。
またシステムによってはシリアルインタフェースなどを利用することもあるので、他メーカーが排除してしまったようなレガシーなインタフェースを備えていることも安心につながっています」。
迅速な情報提供、システムと人が連携したきめ細やかな対応
さらに恩塚氏によると製品以外の導入効果も見逃せないと言う。
「エプソンは私たちが採用しているPCが販売終了になり、新しいモデルに切り替わる場合でも事前に知らせてくれるので大変助かっています。我々は導入したPCをシステムに組み込んでお客様に納品しているので、安定した供給が求められます。
PCの仕様が変わると、今まで通りの機能や環境を提供できるかどうかを検証しなければなりません。情報を早くもらえれば、既存の機種を確保しておくなど余裕を持った対応ができるのでビジネスに支障をきたすこともありません。また新しいモデルのPCを採用する場合でも、エプソンの場合は早い段階から検証用のマシンを提供してもらえるので新旧の切り替えもスムーズに行えます」。
自社のシステムにPCを組み込んで販売している企業にとって、PCの仕様変更がビジネスに大きな影響を与えることもある。それだけに製品のパフォーマンスはもちろん迅速な情報提供や検証への協力も重要な要素だ。
今後の展望
ビジネスパートナーとして今後も変わらない価値の提供を
今後の展望について澤田氏は次のように語る。
「エプソンは10年以上にわたり、変わらない価値を提供してくれました。展示会にまで足を運ぶなど、我々のビジネスを理解した上で様々な提案をしてくれています。今後もビジネスパートナーとして変わらぬ関係を築いていきたいと思っています」。
恩塚氏によると製品のBTOについて次のようなリクエストがあると言う。
「お客様によっては、工場などでもノートPCを活用したいというケースがあります。同時にセキュリティの問題から、カメラ付きのノートPCは持ち込み禁止という条件がつく場合があります。そうした要望にも応えられるようになるといいなと思っています」。

※導入時の構成は販売当時のものです。記載内容が変更になっている場合や、PC本体、オプション、サポート等についても販売終了しているものもありますので、あらかじめご了承ください。
2017年9月掲載