ビジネスに寄り添う開発スタッフから

POS・受付端末の見栄えを良くする
ドッキングスタンドを
紆余曲折の末に開発
技術部 百瀬陽敏
デザインを優先した上で
使い勝手のよい仕様を追求
小売店や飲食店といった環境で使われるPOS端末や受付端末などは、店舗のイメージにもつながるため見た目も大切です。従来より当社の製品をお使いのお客様から「もっとカッコ良い製品を」「ケーブルをすっきり見せたい」「高さ調整したい」などのご要望があり、ディスプレイのドッキングスタンドの開発に取り組みました。
基本構造や形状など、お客様にとってよりよい仕様について幾度となく議論を重ねた上でサンプルを作ったものの、営業部門からは不評の声が上がり…。そこで、見た目を最重視することに。
約3年の歳月をかけ完成したスタンドは、超小型PCやケーブルをボディ内に収納でき、すっきりとスマートな印象で、「一目で気に入った。他にはないデザイン!」と好評です。
色合いも、ご要望に応えられるようにと、白ベースの筐体に黒のラインでアクセントを施しました。お客様のお声にしっかりと向き合ったことで、完成度の高いものを作ることができ、当社の製品が進化するきっかけにもなりました。

限りあるスペースでも高性能PCを。
小型化の極限に挑戦
技術部 北村裕弥
高性能ゆえの熱対策を
あらゆる角度から検討し実現へ
高性能PCでの作業や4K動画のデジタルサイネージを必要とするものの、設置スペースに悩まれるお客様にお応えしたいと開発を始めたのが、グラフィックボード搭載可能な小型PCです。しかし、高性能ということは熱の発生量も増えるため、どうクリアするかが一番の障壁でした。
そこで、ヒートシンクによる放熱や2種のファンでの冷却、効率的なエアフローを作るケースデザインなどを試行錯誤。トライアンドエラーを繰り返しながら、それぞれの形状や位置を調整した結果、騒音にも配慮した設計ができました。そして、極限まで小型化しながらも、画像編集やリッチコンテンツなどの負荷のかかる処理にも対応するPCが誕生。
小型高性能が実現できたことで、通常消費電力や使用部品の削減につながり、お客様のビジネス環境だけでなく自然環境にも配慮した特性を備えることができました。

各部門と連携し、高い柔軟性で
お客様のご要望にとことん応える
技術部 下澤裕之
お客様と直接、意見を交わし合い
ひとつ一つの声に応えていく
私たちは、お客様と直接お話しながら困りごとや意向をお聞きして、可能な限りご要望にお応えする姿勢を大切にしています。例えば、PC導入時の懸念やストレスをいかに減らすかもその一つ。マスターイメージ複製サービスにおける、お客様では難しい設定の代行や、使用環境に合わせた検査の実施など、快適に使用を始めていただけるようにソリューションの幅もさまざまな面で広げています。
また、生産ラインの柔軟性や可変性を高めることで、お客様が望まれる構成や仕様に対応。これにより、従来は一律となっていた出荷前のエージング検査において、自動的に個別の構成に合わせた内容が適用される仕組みも始めることができています。
こうして、お客様のご要望を見逃すことなく、着実に応えていくには各部門との連携は不可欠です。営業部門やエンジニア部門、サプライヤーなどが密に関わり合い、信頼されるQCD(品質・コスト・納期)の提供を実施し、さらなる安心感を築いていきます。
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