医療機関向けデジタルサイネージを省スペース、マルチインタフェースなエプソンのPCで実現

- コンパクトだから病院の待合室のようにスペースがとれない場所でもモニター裏などに設置可能
- DVIやミニHDMIポートなどの多彩なインタフェースを装備し、CPUもPentiumやCore iを選択可能
- オプションの5年間お預かり修理と迅速なサポート対応で顧客へのサービス向上に貢献
メディネットのビジネス
サイネージで医療機関のサービスを向上
株式会社メディネット(以下メディネット)はデジタルサイネージを活用し、院内情報サービス「メディネットシステム」と歯科クリニック専用情報伝達メディア「e-haTV」を提供する会社だ。
メディネットシステムは来院後の待ち時間を医療機関と患者との情報共有に活用。快適な環境で、病院情報、疾患に関する情報、リラクゼーション情報を届けることで医療機関と患者との絆を強め、地域での評判を高めることができる。
e-haTVは動画などを交えた分かりやすいコンテンツでインプラントなどの自由診療の案内を行うことで患者の理解を深めたり、より高度で適切な治療へのきっかけづくりの役割を担っている。
どちらも限られたスペースの中、患者はもちろん付き添いの来院者の妨げになることは許されず、コンパクトでハイパフォーマンスなシステムが求められる。
メディネットはその要件を満たすベストな選択としてエプソンのPCを導入。サポート面においてはビジネスパートナー的な役割も担っている。
開発・導入の背景
PCの故障台数が増え、修理対応に時間がかかっていた
メディネットではエプソンのPCを導入する以前は他社のPCを使用したが、その品質やサポートに問題を感じていた。当時の状況についてビジネス・カイゼン・グループ松澤 翔氏は次のように語る。
「以前使用していたPCは故障台数が多い上、修理にも時間がかかっていました。さらに故障が起きた時に1台1台見積もりをとらなければならず、工数やコストの負担も増大していました」。
さらにビジネス・カイゼン・グループ マネージャー 池山 達也氏は、次のように続ける。
「我々は月々決まった額のお金をいただいてコンテンツを提供していますので、故障が起きた際、さらにプラスアルファの料金を払うことに抵抗のあるお客様もいます。そういう中で見積もりをとって、さらにお客様にご納得いただいてから修理となりますので実際の修理時間よりも多くの時間がかかってしまう状況でした」。
エプソンのビジネスパソコン導入を選んだ理由
コンパクトでサイネージビジネスに必要なすべてを満たす
エプソンのPCを自社が提供するデジタルサイネージシステムに採用した理由について松澤氏はこう証言する。
「導入においては、もともと使用していたメーカーのPCも含めて数社の中から検討しました。一番の課題としていたのは修理対応のスピードとコストです。エプソンは5年間のメンテナンスサポートをオプションで選ぶことができました。当時は、これほどの長期間定額で保証してくれるメーカーはなく、そこが選定の大きな決め手となりました」。
エプソンでは標準サービスの「1年間の無償保証」期間が終了した後も、加入時に支払う料金のみで最長6年間引き取り修理および直送修理を継続して提供するサービスオプションを用意している。
もちろん、池山氏によるとエプソンのPCが選ばれた理由はそれだけではない。
「私たちのシステムの設置先は医療機関や歯科クリニックの待合室や診察室になります。当然、サーバールームもなければ事務室の片隅などに制御用PCを設置されるケースもあります。それだけにコンパクトさが要求されるのですが、接続されるディスプレイもPC用液晶モニターから大画面のTVと多彩なうえ、多目的に活用されるケースもあるのでレガシーなインタフェースも不可欠です。
エプソンのST170EはDVI-DやミニHDMIポートなど多彩なディスプレイポートを装備し、AT992Eは業務用ディスプレイや周辺機器でよく使われるRS232Cポートを標準で搭載しています。(ST170Eはオプションで搭載可能)。またPentiumやCore iといったCPUをコストとパフォーマンスのバランスで選べるので医療機関向けのサイネージに必要な要件をすべて満たしています。
省スペース、パフォーマンス、サポート、トータルな評価でエプソンのPCを選択しました」。
エプソンのビジネスパソコンを導入したメリット
定額保守でビジネスモデルが進化し、顧客対応も向上
エプソンのPCを導入したメリットについて松澤氏は次のように語る。
「当社のシステム(PC)の納入台数は千数百台を超えていて、現在も毎月コンスタントに10~30台くらい新規のPCを納入しています。以前採用していたPCは余分なソフトがインストールされていたので、その削除に工数がかかっていました。
エプソンのPCの場合、余計なソフトが入っていないので作業を省力化でき、システムの安定性も増しています。当然、経年劣化に応じて故障も発生しますが、エプソンの場合、1日で修理が完了して戻ってくるので当社も迅速に対応できます」。
池山氏によるとビジネスモデルそのものに良い影響が出たと言う。
「5年間お預かり修理の活用によって、月々の料金に保守を含めることができます。予期せぬコストが発生することがなくなった上、故障が起きたらすぐに修理に回すことができます。
以前は見積もりをとって修理金額が確定するまでに大体1週間かかっていたのですが、エプソンの場合、それだけあれば修理が終わってお客様の手元に戻っています。顧客満足度の向上にもつながっていると思います」。
今後の展望
よりコンパクトなPCとタブレット、タッチパネルPCに期待
今後の展望とエプソンに期待することについて松澤氏と池山氏は次のように語る。
「よりコンパクトなPCへのニーズはどんどん高まっていますので、今後もエプソンの省の技術を活用した小型化への取り組みに期待しています。もちろんコンパクトなだけでなくディスプレイのインタフェースをより多彩に選べるようになるとうれしいです。
またタブレットPCやタッチパネルPCも発売されているようなので、お客様がサイネージを操作する端末として、今後活用していきたいと考えています。また当社はコンテンツ作成も行っているのですが、そこではかなりハイスペックなPCが必要とされます。エプソンのPCはCADやCGのプロ用途で活用できる高性能なグラフィックボードもオプションで選択できるので、この分野でも導入を検討していければと思います。
またサポート面において、既にビジネスパートナー的な貢献をしてもらっていますが、今後より一層関係を強化していければと思います」。

※掲載内容は販売当時のものです。記載内容が変更になっている場合や、PC本体、オプション、サポート等についても販売終了しているものもありますので、あらかじめご了承ください。
2017年2月掲載