効率的な筐体デザインと高い操作性
自治体DXの推進をサポートするエプソンのPC

- 限られたスペースを有効に活用できる筐体デザイン
- 「書かない窓口」の環境に適した操作性の実現
- 長期の運用が期待できるOSやサポートへの信頼感
南足柄市役所で企画部企画課長補佐兼情報統計班長を務める長谷川誠氏は、「職員の業務をいかに効率化させるか、来庁者のストレスの軽減のためいかに待ち時間を短縮できるかといったことを、今あるインフラの中でどのように推進められるかを常に考えています」という。

書かない窓口」の推進
市民の待ち時間と職員の対応業務時間、両面での効率化
「まずは窓口の対応時間短縮化と、提供サービスの平準化を目指し、2 in 1タイプのノートPCの導入から始めました。もちろん各部署への押し付けはできませんが、デジタル化に積極的な職員がいる他部署からの声掛けがあれば、相談に乗りながら、今のインフラでできることをやっていくという思いで進めています」(長谷川氏)。

南足柄市役所
企画部企画課長補佐 兼 情報統計班長
長谷川 誠氏
エプソンのPCを選んだ理由
省スペースにも、両面表示にも対応する使い勝手の良さ
市役所での来庁者への対応業務はカウンターでの対面形式となるため、まずは1筐体に2画面のタッチパネル型PCであること、またその手狭な環境を効率的に使える省スペース設計であることが条件となる。以前はノートPCをターンテーブルに載せて使用していたが、ケーブルなどを引きずるため取り回しが悪かったこと、何度も繰り返す手間と時間を要していたことから、両面に画面を配置できるデスクトップPCの方が良いのではないかと考えていた。
「簡単に持ち運べてしまうノートPCは盗難の可能性もあり、毎日の片づけが必要で非効率的。また、他メーカーの専用端末もあるのですが、それが割高な印象でした。われわれが考える条件に一番ふさわしいPCについて、様々な意見を聞きながら模索しました」と、長谷川氏はいう。
対応スペースを効率的に活用でき、両面への画面配置が可能、さらに導入時のコストを抑えられるデスクトップPCという条件を満たしていたのが、エプソンのEndeavor JS55-Aだった。

エプソンのPC導入のメリット1
省スペースにも、両面表示にも対応する使い勝手の良さ
南足柄市役所では現在、Endeavor JS55-Aを市民課、徴収課、福祉課で実際に使用している。これまで使用していたノートPCの場合、窓口となるカウンターでの使用時、カードリーダーやスキャナーなどのハードウェアのケーブルがゴチャつく場面も多く見られたが、JS55-Aの導入により、そういったこともなくなった。
JS55-Aの導入後、ハードウェアに接続されているケーブルや、PCとディスプレイあわせて3台分のアダプターなどの配線類は、すべて職員側のスペースに収まっており、来庁者側には見えない形になっている。
「結果としてカウンターがスッキリとして、来庁者の方からの見映えも良くなりました。市民の皆さんからも先進的にみてもらえているのではないでしょうか」(長谷川氏)。

エプソンのPC導入のメリット2
高い操作性で「書かない窓口」の環境に適した仕様
「完全なペーパーレスには至っていませんが、間違いなく紙管理の削減にはつながっています」と長谷川氏。完全デジタル化に向けては途上ではあるものの、マイナンバーカード等の活用により手書き入力の手間が削減。また、職員が入力しながら来庁者が内容を確認できることや、来庁者1人あたりにかかった時間がシステムに記録されフィードバックされることで、入力内容確認の時間や修正時間の削減に向けた成果はあがっている。
「もともとエプソンさんのECサイトで店舗のPOSレジでの使用事例を見ていたので、お客様と相対するのに適したPCという印象で、われわれ自治体の窓口業務にも活用できるのではないかと直感的に感じました。まさに『書かない窓口』に適したPCといえるのではないでしょうか。また、組み立て出荷だったのも安心しました」(長谷川氏)。

エプソンのPC導入のメリット3
長期の使用でも安心できるOSやサポートなど国内ブランドならではの対応
「初期からWindows 10 IoT Enterprise LTSCが入っているのはとてもありがたかったですね。頻繁な更新を気にする必要がなくなりますし、サポート期間までは安心して使用できます」と長谷川氏。 また、サポート面においても、6年の定額保守サービスを選択したことで、修理コストを定額で予算化できたり、万が一の故障時にも業務ストップを最小限におさめられるなどのメリットがある。 「いまのところトラブルや不具合はありませんが、今後想定する運用期間を考慮すると、長期のサポートは安心感があります」(長谷川氏)。
今後の展望
「書かない窓口」を超える、「行かない窓口」へ向けて
まだまだ各所で紙での申請書類が残存しており、自治体DXの推進は道半ばであることは否めない。今後も「書かない窓口」を広めていくためには、現状のメリットや課題を事例としてフィードバックしていくことも欠かせない。「キャッシュレス決済や高齢者への対応など、まだまだやるべきことは山積している」と長谷川氏。
自治体DXを進めていく中で、来庁する前に自宅で申請書類等への記入を済ませられるWebサイトやシステムを構築し、「書かない窓口」の次にある「行かない窓口」を作り上げていくための動きも、徐々に始めている。窓口業務の時間やコストの軽減に向け、周辺機器やアプリケーションもさらに変化し、複雑化することになることが予想されるなか、エプソンのPCの存在は欠かせないものとなるはずだ。

メイン(選択可:15.6型/21.5型)+サブ15.6型
ドッキングスタンド型PC
※導入時の構成は販売当時のものです。記載内容が変更になっている場合や、PC本体、オプション、サポート等についても販売終了しているものもあります。
2025年3月掲載